全国大会・観光「高取焼宗家」

2016-10-24 UP

10月 24日(月)全国大会・観光
「高取焼宗家」

ご機嫌よろしゅうございます。
10月22日土曜日より福岡にて開催されている
第50回遠州流茶道全国大会。
本日は最終日で全国から福岡に集まった門人が
宗実御家元と共に名所を観光します。

今回は太宰府天満宮と高取焼宗家。
高取焼といえば遠州指導窯の一つ
(詳しくは2013年のメルマガでご紹介しています。
ご参照下さい。)

黒田藩の御用窯として栄えた高取焼ですが、
初代八山は遠州公の指導を受け茶陶を焼いたことで、
その作風は瀟洒なものに変化していきました。

現在13代宗家八山氏の長男・春慶氏が宗実御家元の下で、内弟子として修行中です。
遠州公に指導を受けた高取八山のように、
未来の八山が御家元指導のもと、素晴らしい茶陶を
生み出すことを楽しみにしています。

高取焼宗家HP
http://www.takatoriyakisouke.com/homepage-new2.html

遠州七窯(えんしゅうなながま)

2014-10-30 UP

10月 30日 遠州七窯(えんしゅうなながま)

ご機嫌よろしゅうございます。

遠州公所縁の茶陶を俗に「遠州七窯」と
呼ばれることがあります。

これは幕末の美術商だった田内梅軒が
著した「陶器考」の中で初めて出てくる
言葉です。
しかし一般的に「七窯」挙げられるもののうち、
古曽部(こそべ)や赤膚(あかはだ)といった窯も
その数に数えられていますが、これらは遠州公が
亡くなって200年程経ってから出来た茶陶で
遠州公の好みの窯とはいえないものまで入っています。

遠州公は七窯に限らず、
高取、志戸呂、薩摩、上野、膳所、宇治田原等の国焼や、瀬戸、
信楽、丹波、伊賀、備前などの古い窯、
多くの窯の指導に当たったことがわかっています。