5月 20日(水)遠州流茶道の点法
2015-5-20 UP
5月 20日(水)遠州流茶道の点法
両名物(りょうめいぶつ)
ご機嫌よろしゅうございます。
濃茶で使用する茶入には名物とよばれる
ものがあります。
丸壺や茄子、文琳等の 名物茶入は盆にのせて飾り
お点法でも盆にのせて使用しますが、
肩衝など背丈のあるものや、大振りのものは
点法の時は盆にのせたままでは不安定なため、
盆にのせずに扱います。
その際は初入りでは、盆にのせた状態で飾っておき、
後入りで濃茶の点法の際に盆から外し点法します。
そして茶碗も名物並の道具を使う場合
行われるのが、この両名物という点法です。
茶碗に使い袱紗を折って入れ、「へだて」とします。
その上に茶入をのせて、この状態で
棚の上に飾り付けお点法を始めます。
この点法は棚に茶碗と茶入を飾りつけるため
小間では台目、広間では棚を使用します。