遠州椿

2014-12-4 UP

12月 4日  遠州椿

ご機嫌よろしゅうございます。

遠州公は茶湯や作事、様々な分野で活躍し、
当時の文化に影響を与えますが、

その影響は着物の文様にも残っています。
着物の文様に「遠州椿」というものがあります。

もともと連歌師が好んで栽培したことや、
江戸時代に入って徳川秀忠や大名が好んで栽培したこと
から、「百椿図」と呼ばれる椿の姿が描かれた本が刊行されたり、
庶民の間でも椿が流行し、様々な品種がつくられ、
より鑑賞的な要素が加わりました。

遠州公も椿を愛好していました。
遠州公が椿を図案化し、
好んで使用した文様であったということから、
その名がついたとされています。