6月26日 ハマナス
ご機嫌よろしゅうございます。
今日はこの季節に咲く花「ハマナス」を
ご紹介します。
主に赤い花を咲かせる「ハマナス」は、
浜に生え、果実が梨に似た形をしていた
ことからハマナシ(浜梨)という名がつけられましたが
東北地方でハマナスとなまって、そのなまりのまま
ハマナス(浜茄子)と言われるようになった、
と言われる珍しい花です。
バラ科で棘があり、
茶花では棘のある花はあまり好まれませんが
このハマナスは例外として昔から用いられます。
花のあとにつく紅い実を食用とし
ローズヒップティーとなります。
北海道の道花としても親しまれています。
3月11日 季節の茶花
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は茶花についてお話ししたいと思います。
十一月から四月までという長い期間
炉の季節の主役はやはり椿ですが
その椿に添える枝ものによって
季節感が現れます。
三月始めには西王母という桃の精の名前の椿を用いて
桃の節句の趣向とし
芽の膨らみかけた青柳や、菜の花をいれると
とても可愛らしい取り合わせとなります。
また三月中旬には、この頃咲き始める
木五倍子(きぶし)を添えたり
三月末には、やはりこの時期に多く咲き始める
八重咲きの椿に、辛夷(こぶし)などの花を添えます。
待ち焦がれた春の訪れを
茶花の調和によって表すことで
茶席も一層明るくなります。
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3月1日 「弥生」
ご機嫌よろしゅうございます。
今日から3月「弥生(やよい)」です。
「弥生」は「弥生(いやおい)」が変化したものとされ
「弥(いや)」はいよいよ 「生(おい)」は芽吹きの意味をもちます
。 草木がいよいよ芽吹く月ということから
「弥生」となったと言われています。
「荘子」にも 「春気発して百草生ず」
という言葉がありますが、三月を迎え、
野山や身近な花や樹々がにぎやかになってきます。
茶花も、椿に添える枝ものが 豊富になってきて
待ちわびた春の到来を様々な 種類の花で表現することができます。