看々臘月尽(みよみよ ろうげつ つく)
2014-12-10 UP
12月 10日 看々臘月尽(みよみよ ろうげつ つく)
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は師走に入るとよく掛けられる
禅語をご紹介します。
看々臘月尽(みよみよ ろうげつ つく)
臘月(ろうげつ)は、十二月の別名です。
看々(みよみよ)とは、良く見なさいという
ような意味。
月日の流れはあっという間
もう十二月も終わってしまいますよ。
よくよく一日一日を大切にしなさい。
また「臘月」は、一年の終わりの12月を指すと
同時に、私たちの人生や命という意味も暗示しています。
十二月があっという間に終わるのと同じように、
人生もあっという間に終わってしまいますよ、
ぼんやり生きず、自分の命をしっかり見つめ直しなさい。
「また今度やればいいや」
普段、ついつい面倒なことを後回しにしがちですが
己の人生と向き合い、
看々臘月尽の心を忘れずに過ごしたいものです。