8月8日 遠州公と抹茶
ご機嫌よろしゅうございます。
今日はお抹茶のお話を。
抹茶の銘には「~の昔」「~の白」という名前が
よくつけられているのをご存知でしょうか?
遠州公の師匠である古田織部は、
抹茶の色をヨモギ餅の緑色(青)を見てより鮮やかな色にしようと
抹茶を作る際、茶葉を少し茹でることにしました。
これを「青茶」などと呼びます。
こうすることで見た目は綺麗な緑になるのですが、
香りがなくなり味が多少落ちてしまいます。
そこで遠州公は茹でない以前の製法に戻しました。
この製法で出来た抹茶は「青茶」に比べて白っぽいため
「白茶」と呼ばれました。
現在抹茶として製造されているものはこの「白茶」で
昔の製法に戻ったことから「~の昔」「~の白」
という銘がつけられることが多いというわけです
3月13日
「三角抹茶」
ご機嫌よろしゅうございます。
現在映画「父は家元」上映館で小山園より
限定販売している小堀優子さんプロデュース三角抹茶についてご紹介します。
映画をご覧になった方で
既に劇場で購入されていらっしゃるかもしれません。
この「三角抹茶」は一服分の抹茶を三角の
パッケージに詰めていて、
ころんとして大変可愛らしく、それでいて実用的です。
実はこの商品は小山園で製品化され
お家元のお好みの抹茶「初の森」が使用されています。
外出先に携帯したり、お抹茶を飲んだことの無い人にも
気軽に楽しんでもらいたい。
そんな思いから、従来あった個包装の抹茶に
更なる創意工夫を加え、モダンで使いやすいこの商品を作られました。
自宅で楽しむ際にも、一缶消費するまでには
風味も次第に損なわれてしまいますが
この三角抹茶では一回分づつ開封するため
香りも味もいつも新鮮な抹茶が楽しめます。
また立体的な三角の形にすることで、お茶が包装内で固まらず
振るいたての抹茶のように点てやすいのです。
今までありそうでなかった一工夫。
古の教えを守りながら
新しい試みに果敢に挑戦していく
遠州流の教えを体現し
新たな風を吹き込んで下さいました。
【告知】
映画父は家元
明日で福岡中洲大洋の上映が終了いたします。