7月 15日 (水)遠州流茶道の点法

2015-7-15 UP

7月 15日 (水)遠州流茶道の点法
「宗実家元好茶箱」

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は先週に引き続き茶箱についてご紹介します。

宗実家元が好まれた茶箱「青海茶箱」

青海は、どこまでも広がる大海原に絶えず繰り返される
穏やかな波を青海波と呼ぶことに因み、この茶箱を手にして、いつでも、
どこでも、お茶を一服頂けるように、
「茶の湯を通して心を豊かに」という宗実家元のモットーを表現した銘名です。

正面縁が爪紅になっており、深い緑に紅がよく映えます。
蓋には立礼・天籟と同様、ENSHUの字を
デザインしています。
正面から茶碗・茶筅・茶巾等全ての道具が引き出せる
仕組みになっています。
【告知】

6月 10日(水) 遠州流茶道の点法

2015-6-10 UP

6月 10日(水) 遠州流茶道の点法
「天籟(てんらい)」

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は立礼卓「天籟」をご紹介します。

「天籟」は永遠、無限をコンセプトに
宗実お家元がお好みになった立礼卓です。

天籟の意味は、
自然の調和などを意味する言葉です。
その名の通り、漆黒に銀の輝きが散りばめられた
美しい卓です。

天板は無限を表す「∞」の形になっており、
道具組によって、赤と黒の二種類の天板に
組み替えることができます。
前面に施された紋は七宝とenshuの文字を
巧みに組み込んだデザインとなっていて
曲線と直線のラインが生かされた
モダンなつくりの卓です。

遠州流茶道ではご先代の佳扇卓などもありますが、
この「天籟」は普通の自宅でも使えるよう、
コンパクトにつくられています。

テディベアと遠州流

2014-7-4 UP

7月 4日 テディベアと遠州流

ご機嫌よろしゅうございます。

皆さんはテディベアご存知でしょうか?
このクマのぬいぐるみは、子供から大人まで
広く愛されています。

シュタイフ社(Steiff)は、1880年にドイツで誕生し、
世界で初めてテディベアを作りました。
職人の手作業で一体ごと丁寧に作られています。
このシュタイフ社では世界限定ベアを制作しています。

例年この限定物は瞬時に売り切れてしまうそうです。

この夏
お家元監修の茶道テディベアがシュタイフ社発売されます。

詳細はまた後日に

今回の限定テディベアは世界限定1500体。シリアルナンバーが刻まれた証明書が付いているそうです。

川越献茶式

2014-6-7 UP

6月7日 川越献茶式

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は埼玉・川越にてお家元の献茶式が行われます。

また6月15日には、恒例となりました「茶あそび彩茶会」にて
妖怪茶会・甲冑をつけての茶会などユニークな茶会も
催されています。

川越は、関東最古の茶の産地です。
平安時代には既にこの地に伝わり
鎌倉時代には明恵上人が河越の地に茶を栽植したとされ、
鎌倉末期から室町時代に虎関師錬が著した「異制庭訓往来」
に全国の茶の産地の一つとして「武蔵河越の茶」
と記載されています。

江戸時代初期の川越城主だった酒井忠勝や堀田正盛、松平信綱は
遠州公との交流を通して、川越藩の茶業を活発にしていきます。
それ故川越藩と遠州流の関わりは大変深く、
市内の喜多院や蓮馨寺には遠州流の庭園が残されています。

献茶式にお越しの際は是非足をのばして
ご覧ください。