2月8日(月)珠光茶会

2016-2-8 UP

2月8日(月)珠光茶会

ご機嫌よろしゅうございます。

今日2月8日から14日の7日間、
村田珠光(むらたしゅこう)のゆかりの地である奈良で、
「珠光茶会」が催されます。

奈良では、古より様々な文化が育まれてきました。
そのうちの一つである「茶の湯」を通して
奈良の魅力を発信することを目的に行われる
このイベントは今年で三回目となります。

遠州流茶道は第1回から参加し、
お家元も第1回目は来賓として招かれ、
昨年は元興寺でお献茶をご奉仕されています。

奈良市内の世界遺産を含む八社寺や、
歴史的な街並みが残る「ならまち」のお茶室を
舞台に、今年は七流派(遠州流茶道、表千家、裏千家、
武者小路千家、石州流、藪内流、宗徧流)が一堂に会し、
普段からお茶に親しんでいる方だけでなく
お茶に馴染みのない方、観光客の方にも
楽しんでいただける茶会になっています。

遠州流は2月11日(木)に薬師寺まほろば会館にて掛釜
また14日(日)には水之江 福智院店にて、
初心者に向けた講座「扇子の使い方と薄茶席」の
体験を行います。

若草焼き(わかくさやき)

2015-1-26 UP

1月26日 (月)若草焼き(わかくさやき)

ご機嫌よろしゅうございます。

1月24日、奈良の若草山では
冬の代表的行事である山焼きが行われました。

この山焼きの起源には

・山上の鶯塚古墳から幽霊が出没するため、
1月までに山を焼かなければ災が起こる。

・東大寺と興福寺による領地争いから
・昔からある野焼きの遺風を伝えたもの

など諸説あります。

打ち上げ花火を合図に、草地に一斉に点火されます。
新聞などに掲載される写真のように
夜空を赤く染め上げるような情景は
大変美しいものですが
実際は、その光景と少々異なり
ゆっくりと静かに広がる炎が線状に見えるそうです。

薬師寺 花会式

2014-3-31 UP

3月31日  薬師寺 花会式(はなえしき)

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は奈良の薬師寺にて花会式が行われます。

正式には「修二会」といわれ、
三月末~四月の初めに七日間、
練行衆により懺悔を中心として昼夜に繰り返し行われる、
奈良・平安時代より続く行法です。

この修ニ会は奈良の色々なお寺で行われています。
例えば3月12日にご紹介した東大寺のお水取りも、
修ニ会の行事の一つ。
薬師寺修二会には十種の造花がご本尊に供えられるところから
「花会式」と呼ばれ、お水取り同様、奈良に春を告げる行事
として親しまれています。

嘉承2年(1107)に堀河天皇が皇后の病気平癒を
薬師如来に祈られ、その霊験を得て病気が回復したため、
10種類の造花を作り供えたことが
現在の華やかな「花会式」の始まりとされています。
現在の花会式においては、御家元がお献茶をご奉仕されることもあります。

また、例年 戸川宗彬先生が添釜をされていらっしゃいます。