12月 23日 天皇誕生日
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は12月23日
祝日です。
奈良時代から戦前は天皇を神とし、「天長節」
という名称で、誕生日をお祝いしました。
戦後、天皇は「日本国民統合の象徴」
という新しい意味を持つようになり
国民と天皇との距離を縮めることを目的とした日として
「天皇誕生日」が設けられました。
さて、今年の祝日も今日で終わり。
来年は元日が新年最初の祝日になります。
2007年から15の祝日が日本に定まり、
これは先進国では最多なのだとか。
働き者の日本のイメージとしては
ちょっと意外な気もします。
2016年には8月11日が山の日として
更に祝日が増えることが決まっています。
4月29日 昭和の日
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は「昭和の日」
祝日です。
4月29日は、もともと昭和の時代「天皇誕生日」という祝日でした。
それが、昭和64年(1989)1月7日に
昭和天皇が崩御されたことを受けて年号が平成へ。
「天皇誕生日」は今の天皇陛下のお誕生日である12月23日となり、
4月29日は昭和天皇が自然を愛したことにちなんで、
平成元年から「みどりの日」と名称を変えて祝日として存続しました。
そのあと平成17年に国会で「国民の祝日に関する法律」
が改正され、平成19年より「昭和の日」とすることになったのです。
自然をこよなく愛された昭和天皇は、
「全国植樹祭」にも必ずご臨席になり、
ご自身の手で植樹をされてきました。
国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、
建設された広大な国営公園です。
また皇居東御苑は戦後、昭和天皇御自身の発案により
作られた庭園で、
徳川時代からの日本庭園と、開発によって失われていく
武蔵野の林を惜しんでそのまま移植された雑木林があります。
この日本庭園は江戸時代、遠州公が造り
三代将軍の徳川家光の命で改修されたと伝えられる庭園で
焼失などにより明治以降荒廃していたものを
皇居東御苑の公開の開始に当り、
九代将軍徳川家重の時代に作成された庭園の
絵図面を参考に造られたものです。
どちらも四季折々の美しい自然を目にすることができ、
自然を愛された昭和天皇が偲ばれます。