3月31日 薬師寺 花会式(はなえしき)
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は奈良の薬師寺にて花会式が行われます。
正式には「修二会」といわれ、
三月末~四月の初めに七日間、
練行衆により懺悔を中心として昼夜に繰り返し行われる、
奈良・平安時代より続く行法です。
この修ニ会は奈良の色々なお寺で行われています。
例えば3月12日にご紹介した東大寺のお水取りも、
修ニ会の行事の一つ。
薬師寺修二会には十種の造花がご本尊に供えられるところから
「花会式」と呼ばれ、お水取り同様、奈良に春を告げる行事
として親しまれています。
嘉承2年(1107)に堀河天皇が皇后の病気平癒を
薬師如来に祈られ、その霊験を得て病気が回復したため、
10種類の造花を作り供えたことが
現在の華やかな「花会式」の始まりとされています。
現在の花会式においては、御家元がお献茶をご奉仕されることもあります。
また、例年 戸川宗彬先生が添釜をされていらっしゃいます。
3月12日「修二会(しゅにえ)」
ご機嫌よろしゅうございます。
今日3月12日は
奈良東大寺において「修二会」が
行われます。
修二会は「五穀豊穣」などを願って祈りを捧げ、
人々に代わって懺悔の行を勤めるものです。
前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、
準備期間を加えれるとその勤行は3ヶ月に及びます。
天平勝宝4年(752年)以来一度も途絶えることなく
続いてきました。
3月12日深夜、
二月堂では「お水取り」の勤行が修法されます。
境内の若狭井(わかさい)の井戸から、
観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」
を汲み上げる儀式です。
このことから修二会は俗に「お水取り」とも言われます。
この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)
の道明かりとして、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、
堂内回廊を駆け巡ります。
この様子は例年テレビでも紹介され
奈良の春を告げる行事として有名です。
以前この夜を徹して行われる勤行を拝見する機会があり
体を打ち付けて懺悔する五体投地、神名帳・過去帳の読み上げ
声明などを直接聞く貴重な体験ができました。
ただし深夜の寺院はとても寒いので、お越しになる方は
十分に防寒対策を。
この時期、修二会で仏前に飾られる
紅白の花弁の造花の椿「糊こぼし」
に見立てたお菓子が
奈良のお菓子屋さんに並びます。
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4月12日(土)~25日(金)
東京会場:シネ・リーブル池袋 http://www.ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/
東京都豊島区西池袋1-11-1 池袋ルミネ8階(池袋駅すぐ側)電話03-3590-2126
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
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