3月 9日 (月)菜の花

2015-3-9 UP

3月 9日 (月)菜の花

菜の花や
月は東に 日は西に

与謝蕪村

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は春を代表する花
「菜の花」をご紹介します。

家元もお雛様の頃に、稽古場などで
水盤に桃と菜の花を入れられることもあり
とても可愛らしい取り合わせです。

その黄色い花は目で見て、
そして味わって春を感じることの
できる植物です。

「菜の花」という名前は「野菜(菜っ葉)の花」
という意味からついた名前だそうです。
おひたしや和え物(あえもの)として食べられます。

弥生時代に中国から渡来してきたといわれ、
当初は種を絞って「菜種油」として利用するために
栽培されていたようです。
観賞・菜種油・食用等用途によって品種が分かれ、
食用としての菜の花が普及したのは明治時代以降と
いわれています。

蛤(はまぐり)

2014-3-5 UP

3月5日 蛤(はまぐり)

ご機嫌よろしゅうございます。

この時期、ひな祭りに欠かせない食材として、
「蛤(はまぐり)」があります。
蛤は二枚の殻がぴたりと重なることから
「夫婦和合」の意味で縁起が良いとされ、
「良縁」を招くとして
吸い物などにしていただきます。

対の貝殻をあてる貝合わせという遊びもあります。

また三月の中旬にもなると
潮干狩りシーズンの到来です。

この頃潮の干満差が大きくなるので
引き潮の時に貝の生息地まで入り込むことができる
そうです。
また昼潮といって、昼頃の引き潮が大きくなり
日中に潮干狩りをするちょうど良い時間なのだとか。

まだ海の水は冷たそうですが、
晴れた日に是非挑戦したいです。

【告知】
3月8日から
金沢シネモンドで映画父は家元の上映
が始まります。

映画 父は家元 公式ホームページ

引千切(ひきちぎり)

2014-3-4 UP

3月4日  「引千切(ひちぎり)」

ご機嫌よろしゅうございます。
今日はお雛様にちなんだお菓子の話を。

雛祭りのお菓子と言って思い浮かぶのは
菱餅などがが一般的ですが
京都ではこの雛祭りの季節に必ず店先に並ぶ
「引千切(ひちぎり)」というおかしがあります。

餡に小麦粉や米粉を加えて蒸した
「こなし」や蓬(ヨモギ)の入った「草餅」などを
杓子のような形にして中央にくぼみを作り、
端は引き千切った形にします。

元々宮中行事で子供の幸せを祈願する儀式で用いられた
「戴餅(いただきもち)」が由来とされ
猫の手を借りたいような時に餅を丸める手間を惜しみ
引き千切ったことにちなんでいるといわれています。

これが長い年月を経て和菓子職人の手によって磨き上げられ
現在の形となりました。

ちょっとユニークな形をしていて
東京でもそのお菓子を目にする機会が増えました。
ご興味ありましたら、お近くのお菓子屋さん
を覗いて見てください.

【告知】2014年2月9日(日)、福岡中洲大洋にて実施されました、
ドキュメンタリー映画「父は家元」の御家元の舞台挨拶の模様です。

http://www.youtube.com/watch?v=3hj7R7Q326w&feature=youtu.be
映画 父は家元 公式ホームページ

ひな祭り

2014-3-3 UP

 

3月3日  雛祭り

ご機嫌よろしゅうございます。

今日は3月3日。
五節句の一つである上巳の節句です。

元々は3月上旬の巳の日でしたが
後に3月3日に行われるようになりました。

古来中国では、上巳の日に川で
身を清め不浄を祓う習慣がありましたが
これが平安時代に日本に取り入れられた
といわれています。

この日は雛祭りとも言われ、
お雛様をかざりますが、
男雛と女雛の位置が今と昔では逆になっているのを
ご存知でしょうか?

古代律令制において位は左大臣、右大臣の順であり
天皇を中心にして左側(向かって右)が上位のため
基本的に左側が男雛、右側が女雛とされてきました。
西洋ではその逆で、右側を上位とします。

西洋文化の流入に伴い、
お雛様の飾り方も
男雛を右、女雛を左に飾るようになり
教科書にもその挿絵が入れられ、国民にも
その飾り方が浸透していったようです。

【告知】

2014年2月9日(日)、福岡中洲大洋にて実施されました、
ドキュメンタリー映画「父は家元」の御家元の舞台挨拶の模様です。

http://www.youtube.com/watch?v=3hj7R7Q326w&feature=youtu.be

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