幟(のぼり)

2014-5-6 UP

5月 6日 幟(のぼり)

ご機嫌よろしゅうございます。
GWも今日で最終日。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

今日は幟について

幟はもともと神様の依代(よりしろ)の役割があったそうで、
これに鯉の絵を書いたのが鯉幟の起源だそうです。

また、中世以降、武家では男児の出生を祝って、
端午の節句に旗指物(家紋をしるしした旗)や幟を立てる風習があり、
江戸時代には特にこの行事が重んじられていて、
武家の玄関先には武具や旗指物や幟が並べられました。

経済面で力をつけた商人が
これに対抗して、旗指物のかわりに「鯉のぼり」
を考案したという説があります。

この鯉幟は、滝を登りきった鯉が、
龍に変身するという故事にちなんだもので
男の子の出世を願う縁起物
現在では鎧飾りと共に端午の節句に欠かせない飾りです。

例年ご宗家の玄関では
正大さんの真鯉、緋鯉の三尾が堂々と上空を泳ぎ
お客様をお出迎えしてくれます。

端午の節句

2014-5-5 UP

5月5日 端午の節句

ご機嫌よろしゅうございます。

現在五月五日は「こどもの日」として
祝日とされています。

昔から端午の節句といい、
男の子の健やかな成長を祝う日として
親しまれています。

諸説ありますが、もともとこの日は、
農耕民族であった日本人にとって田植えの準備のための神聖な日でした。
稲を植える早乙女達が、家に閉じこもり身を清める日が
旧暦の五月五日の民間行事でした。
つまり古来は「女の日」だったといえますね。

これが江戸幕府成立以来、
中国から朝廷に伝わった厄除けの風習に、武士の風習が交り、
武家を中心に男子の成長を祝う、今の風習へと変化していきました。

雛祭りもしかり、
現在みなさんに親しまれている伝統的な行事も
長い年月をかけて変化してきたのですね。