9月 30日 (水) 遠州流茶道の点法
2015-9-30 UP
9月 30日 (水) 遠州流茶道の点法
「相伴(しょうばん)」
ご機嫌よろしゅうございます。
お茶を頂く際の挨拶で、正客以外の客は
「お相伴させていただきます。」
と挨拶します。
「一緒に頂戴します。」といった意味合いで
使われますが、このお相伴という言葉はもともと
禅僧の日常の規則をまとめた、現存最古の清規である
「禅苑清規」から出た言葉で、主の伴をするという
意味からでており、茶の湯では正客以外のものを、
相伴といいます。
また、貴人に相伴の人が同席した場合、
貴人に天目で点てた後、普通の茶碗を持ち出し
相伴の人に飲み回しで点てます。
また、汲み切りといって、湯を汲む時に
過不足ない適量を汲んで茶碗に入れ
釜に湯を戻さないようにします。
これは再び貴人から茶の所望があった場合の為に
相伴用の湯を釜に戻すことは失礼に当たるという
配慮からです。