12月 5日(月)宗家道場の床の間拝見
ご機嫌よろしゅうございます。
いよいよ師走。慌ただしい日々の中にも閑かなひと時を
今年という一年を振り返りながら
お茶をいただきます。
床 不傳庵宗実家元筆 寸陰一尺璧
花 加茂本阿弥椿 蝋梅
花入 信楽
床の間の掛け物「寸陰一尺璧」の
「寸陰」とは、ほんの少しの時間、「尺璧」とは、直径一尺もある大きな宝玉の事です。
中国・前漢時代の哲学書『淮南子』にある「聖人は尺璧を貴ばずして寸陰を重んず」
を表した言葉として知られています。
年末にあたり、時間の大切さを述べた言葉です。