12月 11日 (金)遠州公所縁の地を巡って

2015-12-11 UP

12月 11日 (金)遠州公所縁の地を巡って
「伏見へ帰る」

ご機嫌よろしゅうございます。

正保二年(1645)遠州公六十七歳
江戸四年詰めの最後の年。
四月に許しを得て伏見へ帰ります。
その際、将軍より立花丸壺の茶入を拝領します。

六十八歳の折には門人や松屋久重に
利休との初めての出会いについて語っています。
「遠州云、十歳の時利休ニ逢たるよ
大和大納言殿へ太閤御成ノ時
給仕を十歳の時仕たるよ  」(甫公伝)

伏見に戻ってからも遠州公は盛んに茶会を催し、

六十七歳で二十一回
六十八歳で三十七回

伏見奉行屋敷において、友人知人を招いています。
また、六十八歳の時にはぶどう酒を茶会に用いた
という記録が残っています。