越の雪(こしのゆき)
2014-12-5 UP
12月5日 越の雪(こしのゆき)
ご機嫌よろしゅうございます。
今日はお菓子のお話を。
日本三大銘菓とよばれるものには
「長生殿」、「山川」、
(これに鶏卵素麺がはいることも)
そして今日ご紹介する「越の雪」
があります。
まるで雪が降り積もってできたような風合い
サイコロのような形のその白く可愛らしいお菓子は
一つ口に入れると、ほろっと溶けて
優しい甘みが広がります。
安永7年(1778年)に長岡藩9代藩主だった牧野忠精公が
病に伏されていた際、 作られたのが「越の雪」の始まりです。
これにより、忠精公から『越乃雪』の名をいただき、
文化6年(1809年)には藩の贈り物用菓子の御用達
となりました。
藩主や藩士の参勤交代の折、贈答品として大変活躍した
ようです。