竹酔日(ちくすいび)
2014-5-13 UP
5月13日 竹酔日(ちくすいび)
降らずとも 竹植うる日は 蓑と笠
松尾芭蕉
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は「竹酔日」と呼ばれる日で
先述の俳句はこの「竹酔日」を詠んだ句です。
蓑笠を着た姿は、竹を植えるのに相応しいので、
雨が降らなくても竹を植える日には
蓑と笠を着て植えたいものだ
というような意味です。
この日は移植が難しい竹の植え替え日といわれています。
中国の古書に
「この日は竹が酒に酔っていて移植されたことに
気づかないから」と記されていたことに由来するようですが
根拠は不明です。
もしこの日に竹を植えられなくても、
「5月13日」と書かれた紙を竹に貼るだけで
同様の効果が得られると言われています。
また、この日はかぐや姫が月に戻った日とする説もあります。
旧暦5月13日は現在の6月23日頃にあたり
奈良の大安寺では、毎年6月23日に「竹供養」が行われます。