立秋(りっしゅう)
2014-8-7 UP
8月 7日立秋(りっしゅう)
秋きぬと目にはさやかにみえねども
風の音にぞおどろかれぬる
ご機嫌よろしゅうございます。
まだまだ暑さ真っ盛りですが、
暦の上では今日が立秋、秋になります。
先ほどの歌は古今集の秋歌上のはじめに
おかれている藤原敏之の歌です。
詞書には「秋立つ日によめる」とあるように
立秋の日の歌で
秋になった兆しは、まだ目に見えないけれども、
風の音の中にその気配を感じて驚いた
という意味の歌。
当時の人も、立秋の日に同じように感じていたのですね。
立春からちょうど半年が経過したことになり
この立秋から立冬の前日までが秋となります。
暑中見舞いも立秋を境に残暑見舞いに。
暑い夏もあと少しと思って名残を惜しみたいですね。