白菜
2013-11-17 UP
皆様ご機嫌よろしゅうございます。
≪食べ物:白菜≫
お鍋の中でぐつぐつ煮える白菜に出会う季節となりました。
11月上旬に収穫期を迎える白菜は、お鍋はもちろん、漬物や煮物など、様々な形となって食卓に並びます。
原産は華北・満州で、結球白菜と、不結球白菜の二種があります。
日本には昔からあるように感じますが、なんと入ってきたのは明治8年(1875)、中国から東京博物館に出品されたのが始まりとされています。
その時には栽培に至りませんでしたが、その後、日清、日露戦争で出征した軍人が大陸で白菜を認識して帰り、栽培に成功しました。
白菜は現在、日本全土で栽培され、種類も、山東白菜、茨城白菜、愛知白菜など多種にわたります。
ちなみに台湾の故宮博物館の三大至宝の1つと言われているのが、「翠玉白菜」です。
半分が白、半分が緑のヒスイ輝石で、上部にはキリギリスとバッタが多産の象徴として彫刻されており、大変美しい作品です。
来年、東京国立博物館で開催される『台北・故宮博物院展』に海外で初めて出展されるとのことで、注目を集めています。