河童忌(かっぱき)
2014-7-24 UP
7月24日 河童忌(かっぱき)
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は芥川龍之介をご紹介します。
芥川の家は母方の実家で、龍之介は生まれて間も無く
母の発病により、この家に預けられます。
芥川家は代々江戸城の御数寄屋坊主
といわれる茶道全般を取り仕切る役を勤めていた由緒ある家柄でした。
そのため、茶道のみならず文化芸術への造詣も深く
龍之介の文学の道に大きく影響したと考えられます。
「羅生門」「鼻」など多くの傑作を残し、
後年には河童を好み、小説「河童」や絵をよく描いていたことから
命日を「河童忌」とされたといわれています。
35歳という若さで自ら命を断ち、菩提寺である
巣鴨の慈眼寺に葬られました。
境内にある龍之介の墓は、本人の遺言によって、
愛用していた座布団と同じ形と寸法で
作られた墓石なのだそうです。
今日7月24日は芥川龍之介の命日です