山桜芋子

2014-4-5 UP

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は遠州蔵帳所載の茶入について。

桜にちなんだ銘を持つ遠州公ゆかりの茶入は
たくさんあります。

そのうちの一つが
「山桜芋子」です。

正面にかかる釉薬の具合が
山に咲く桜の姿を連想させることから
遠州公がこの名を付けたとされています。

芋子とは文字通り、その形が里芋の子のような形
をしていることからの名称です。

茶入の入った箱には遠州公の自筆で
「芋子」と書き付けがあります。