10月 3日(月)宗家道場の床の間拝見
ご機嫌よろしゅうございます。
秋も次第に深まり、
赤や黄色に色の変わった草木に露がおりる頃
床の間にもその景色を切り取ったかのようです。
さて、今月の十三日は十三夜
また美しいお月様が楽しめます。
床 紅心宗慶宗匠筆 明月清風共一家
花 姫百合藤袴 山白菊 吾亦紅 尾花
花入 手付籐組
床の間の掛物「明月清風共一家」は
明月と清風はあいかわらず連れあっているという意味の
『五灯会元』所載の語です。
青山緑水元依奮
明月清風共一家
と対句をなし、悟りの後でも変わらない自然の姿を表現しています。