夏越の祓(なごしのはらい)
2014-6-30 UP
ご機嫌よろしゅうございます。 今日は6月30日 「夏越の祓」という行事が 行われる日です。 旧暦の六月は、夏の終わりの月ということで「夏越の祓」と 呼ばれます。一年の前半が過ぎたところで、 その半年の穢れを祓う行事です。 神社では大きな茅(ちがや)の輪が飾られ、 参詣者がその輪をくぐり、厄除けを祈願します。 この行事は神話に由来しています。 スサノオノミコトが、かつて旅先で宿を与えた一族に対して 茅の輪を渡し、それを身につけた一族の子孫であれば 疫病から逃れられる と記された「備後国風土記」に由来します。 (一方宿を断った弟の家は滅ぼされてしまいます。) 宿を与えた人物の名は「蘇民将来(そみんしょうらい)」といい、 この名は茅の輪くぐりの時に唱えられたり、 「蘇民将来子孫家門」と書いて家の入り口に貼る 風習が残っています。 宗家の近くでは、東京大神宮でこの茅の輪が飾られますので、 半年の厄を払いに、足を運ばれてはいかがでしょうか?