和歌を愛でる展

2014-2-8 UP

めでる

2月 7日  「和歌を愛でる」展

ご機嫌よろしゅうございます。  現在青山の根津美術館において

企画展「和歌を詠む」が開催されています。

ここにその一文をご紹介します。

季節の移ろいや心の微妙なありようを、

31文字に託して詠んだ和歌は、日本美術と密接な関わりをもち、

さまざまなジャンルで造形化されてきました。

人々は和歌を詠み、流麗な手跡で文字に表し、

また、絵画や工芸に表現された意匠から和歌を読み解き、

茶道具には歌銘を付して新たな価値を見出してきたのです…。

遠州公はまさしくこの「歌銘」を  多くの茶道具に付した方で、

展覧会でも遠州公所縁の丸壷茶入「相坂」が展示されています。

茶入に添えられた江月宗玩筆の「相坂之記」に、

遠州公が『古今和歌集』雑下 読みひとしらずの歌

相坂のあらしの風はさむけれど 行ゑしらねはわひつつそぬる

によって命銘したと記されています。

唐物(からもの)の丸壺茶入を写したもので、

遠州公が最後まで手元に置いていた 愛蔵の品といわれています。

その他、茶道具では 鼠志野茶碗

「山の端」  薩摩文琳「亀尾」 が展示されています。

【告知】

本日より福岡中州大洋にて「父は家元」 上映開始。

(1)10:10(2)12:05(3)14:00

15日以降は未定

9日は(1)の後(2)の前には御家元舞台挨拶を予定しております。

映画 父は家元 公式ホームページ