厄日と台風
2014-9-11 UP
9月11日 厄日と台風
ご機嫌よろしゅうございます。
夏のうだるような暑さからまだ抜け切らない頃
ですが、今度は台風の到来です。
「二百十日」は、「彼岸」「土用」などと同じく
「雑節」の一つです。
「立春」から210日目(9月1日ごろ)をいいます。
この頃は稲の開花期にあたり、台風がよく来るので
農作にとっては厄日とされています。
そして今日は二百二十日(にひゃくはつか)
立春から数えて220日目
八朔(旧暦8月1日)、二百二十日とともに
台風の来襲しやすい時期として三代厄日として
昔から数えられてきました。
この頃に吹く風を「野分」と呼んでいます。
江戸時代季語としても盛んに詠まれました。
厳しさ、荒々しさをはらんだ秋の風です。
芭蕉野分して盥に雨を聞く夜かな 松尾芭蕉