亥の子餅(いのこもち)
2014-10-7 UP
10月7日 亥の子餅(いのこもち)
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は亥の子餅のお話を。
西日本では刈り入れの終わった収穫祭として
亥の子祭りが行われます。
特に農家では10月の亥の日、
亥の刻(午後9時から11時)
新しく刈った穀物で猪型の餅やぼた餅を作り
田の神様に供え、それを家族で食べるという習わしがありました。
また東日本でも10月10日に「10日夜」と呼ばれる
同じような行事が行われます。
こちらの行事は田の神の帰る人される10日に
案山子(かかし)を持ち帰り、その傘を焼き
焼き餅を作って供えるそうです。
案山子は神様がこの世に現れた姿なのだとか。
お菓子屋さんでもこの頃に亥の子餅を
店先に並べますが、
こちらは新暦の10月より、旧暦の10月に
合わせて売り出すことが多いようです。