正房 遠江守 源左衛門 号・宗瑞 正徳3年10月16日(29才)
貞享2年(1685)小堀家の領地である近江国小室において生まれる。10歳の時、父宗実の他界によって家督を継ぐ。
宗瑞は元服以前より利発であったので、3回にわたり将軍の御前で「論語」の御講釈をしたことが記録されている。
幼少の頃から書画にその才能を発揮、茶法は父宗実の手ほどきを受けていたが、父が他界した10歳の時以降は小堀家茶頭であった桜山一有、 並びに大叔父にあたる小堀土佐守政武より遠州の正風を受ける。
正徳3年(1713)、歴代で最も若く29歳で江戸にて死去する。