鎌倉にある一条恵観山荘において茶会を催したときの花です。一条恵観山荘を造営したのは摂政・関白をつとめた一条昭良です。後水尾天皇とは兄弟にあたり、遠州公とも同じ時代である由縁から竹の花入を用いました。椿と照葉が、ほぼ三七〇年前以来の邂逅の喜びを表現しています。