口切りの花として、紅白の色の対照を表現しています。いずれも成趣庵の庭のもので、このときは特に山法師の紅葉が美しかったと記憶しています。椿の葉は五枚の扱いにしています。花入は口造りが竹節、耳が松、下蕪が五弁の梅となり、松竹梅のめでたい作となっています。