京都遠州忌の際、其心庵の床の間に入れた花です。初風炉の季節の花として、山法師は濃茶、薄茶どちらにも主役たりえるものです。たっぷりと露を打った緑色の葉に純白が映え、さらに真赤な撫子が際立ち、両種の彩を青磁が引き立てています。