3月15日 遠州公の愛した茶入
ご機嫌よろしゅうございます。
本日は遠州蔵帳記載の茶入
「在中庵(ざいちゅうあん)」を
ご紹介します。
この茶入はもともと堺の茶人
道休という人が所持していたもので
遠州公が、道休の住んでいた寺の名前の在中庵から
命銘しました。
遠州公秘蔵の茶入として蔵帳茶入の第一に挙げられていて
およそ55回の茶会で使用しています。
この茶入のためだけに使用する棚
「在中庵棚」まで作るほどの愛蔵ぶりです。
現在では大阪の藤田美術館に収蔵されています。
【告知】
大ヒット御礼!映画父は家元凱旋上映!
4月12日(土)~25日(金)
東京会場:シネ・リーブル池袋 http://www.ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/
東京都豊島区西池袋1-11-1 池袋ルミネ8階(池袋駅すぐ側)電話03-3590-2126
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
【埼玉会場】
4月12日(土)~18日(金)
所沢:新所沢レッツシネパーク http://www.ttcg.jp/lets_tokorozawa/
埼玉県所沢市緑町1-2-1新所沢PARCO+Let’sLet’s館4階 電話04-2998-8000
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
3月15日 遠州公の愛した茶入「在中庵」
ご機嫌よろしゅうございます。
本日は遠州蔵帳記載の茶入
「在中庵(ざいちゅうあん)」を
ご紹介します。
この茶入はもともと堺の数寄者
道休という人が所持していたもので
遠州公が、道休の住んでいた寺の在中庵から
命銘しました。
遠州公秘蔵の茶入として蔵帳茶入の第一に挙げられていて
およそ55回の茶会で使用しています。
この茶入のためだけに使用する棚
「在中庵棚」まで作るほどの愛蔵ぶりです。
現在では大阪の藤田美術館に収蔵されています。
【告知】
映画 『父は家元』 舞台挨拶のお知らせ
本日3/15(土)17:35より上映の回にて、
小堀宗実御家元の舞台挨拶が決定しました。
当日10:00よりシネモンド窓口にて整理券を配布致します。
舞台挨拶の回は、整理券の順番にご入場いただきます。
整理券のお渡しは、お一人につき2枚までとさせていただきます。
3月 14日 「三寒四温(さんかんしおん)」
ご機嫌よろしゅうございます。
春先になると「三寒四温(さんかんしおん)」
という言葉をよく耳にしますね。
「三寒四温」は
寒い日が三日、そのあと暖かい日が四日
続くといったぐあいに
寒暖が繰り返される現象です。
しかし、日本で実際にこの周期で気温差がある
というわけではありません。
もともとは中国に由来する言葉で
朝鮮半島や中国河北などが当てはまり、
冬の時期に寒暖の周期を表す言葉だったのが
日本にこの言葉が入ってきて、
寒暖の差がはっきりと現れる春先に
この言葉を用いる人が多くなったと考えられます。
言葉は時代とともに変わりゆくもの
ということでしょうか。
【告知】
映画 『父は家元』 舞台挨拶のお知らせ
3/15(土)17:35より上映の回にて、
小堀宗実御家元の舞台挨拶が決定しました。
当日10:00よりシネモンド窓口にて整理券を配布致します。
舞台挨拶の回は、整理券の順番にご入場いただきます。
整理券のお渡しは、お一人につき2枚までとさせていただきます。
3月13日
「三角抹茶」
ご機嫌よろしゅうございます。
現在映画「父は家元」上映館で小山園より
限定販売している小堀優子さんプロデュース三角抹茶についてご紹介します。
映画をご覧になった方で
既に劇場で購入されていらっしゃるかもしれません。
この「三角抹茶」は一服分の抹茶を三角の
パッケージに詰めていて、
ころんとして大変可愛らしく、それでいて実用的です。
実はこの商品は小山園で製品化され
お家元のお好みの抹茶「初の森」が使用されています。
外出先に携帯したり、お抹茶を飲んだことの無い人にも
気軽に楽しんでもらいたい。
そんな思いから、従来あった個包装の抹茶に
更なる創意工夫を加え、モダンで使いやすいこの商品を作られました。
自宅で楽しむ際にも、一缶消費するまでには
風味も次第に損なわれてしまいますが
この三角抹茶では一回分づつ開封するため
香りも味もいつも新鮮な抹茶が楽しめます。
また立体的な三角の形にすることで、お茶が包装内で固まらず
振るいたての抹茶のように点てやすいのです。
今までありそうでなかった一工夫。
古の教えを守りながら
新しい試みに果敢に挑戦していく
遠州流の教えを体現し
新たな風を吹き込んで下さいました。
【告知】
映画父は家元
明日で福岡中洲大洋の上映が終了いたします。
3月12日「修二会(しゅにえ)」
ご機嫌よろしゅうございます。
今日3月12日は
奈良東大寺において「修二会」が
行われます。
修二会は「五穀豊穣」などを願って祈りを捧げ、
人々に代わって懺悔の行を勤めるものです。
前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、
準備期間を加えれるとその勤行は3ヶ月に及びます。
天平勝宝4年(752年)以来一度も途絶えることなく
続いてきました。
3月12日深夜、
二月堂では「お水取り」の勤行が修法されます。
境内の若狭井(わかさい)の井戸から、
観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」
を汲み上げる儀式です。
このことから修二会は俗に「お水取り」とも言われます。
この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)
の道明かりとして、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、
堂内回廊を駆け巡ります。
この様子は例年テレビでも紹介され
奈良の春を告げる行事として有名です。
以前この夜を徹して行われる勤行を拝見する機会があり
体を打ち付けて懺悔する五体投地、神名帳・過去帳の読み上げ
声明などを直接聞く貴重な体験ができました。
ただし深夜の寺院はとても寒いので、お越しになる方は
十分に防寒対策を。
この時期、修二会で仏前に飾られる
紅白の花弁の造花の椿「糊こぼし」
に見立てたお菓子が
奈良のお菓子屋さんに並びます。
【告知】
大ヒット御礼!
【告知】
大ヒット御礼!映画 父は家元 凱旋上映!
4月12日(土)~25日(金)
東京会場:シネ・リーブル池袋 http://www.ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/
東京都豊島区西池袋1-11-1 池袋ルミネ8階(池袋駅すぐ側)電話03-3590-2126
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
【埼玉会場】
4月12日(土)~18日(金)
所沢:新所沢レッツシネパーク http://www.ttcg.jp/lets_tokorozawa/
埼玉県所沢市緑町1-2-1新所沢PARCO+Let’sLet’s館4階 電話04-2998-8000
※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
映画 父は家元 公式ホームページ
3月11日 季節の茶花
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は茶花についてお話ししたいと思います。
十一月から四月までという長い期間
炉の季節の主役はやはり椿ですが
その椿に添える枝ものによって
季節感が現れます。
三月始めには西王母という桃の精の名前の椿を用いて
桃の節句の趣向とし
芽の膨らみかけた青柳や、菜の花をいれると
とても可愛らしい取り合わせとなります。
また三月中旬には、この頃咲き始める
木五倍子(きぶし)を添えたり
三月末には、やはりこの時期に多く咲き始める
八重咲きの椿に、辛夷(こぶし)などの花を添えます。
待ち焦がれた春の訪れを
茶花の調和によって表すことで
茶席も一層明るくなります。
【告知】
財団法人小堀遠州顕彰会では
平成26年3月23日(日) 港区虎ノ門のニッショーホールにおいて
第27回公開討論会を開催致します。
テーマは『懐石と菓子』
お申込みお問い合わせは財団法人小堀遠州顕彰会まで
Mail: info@enshuryu.com TEL: 03-3260-3551
3月10日 官兵衛 秀長 郡山へ
ご機嫌よろしゅうございます。
本日は日曜日ですので
大河ドラマに関連したお話を。
この頃
遠州の父、新介正次は浅井方でしたが
1570年の姉川の戦いで浅井家が滅ぶと
長浜城主となった豊臣秀吉によって
とりたてられ,その弟の、
羽柴秀長に仕えます。
遠州公が生まれた頃には秀長の下で
一千石を拝領する身分になっていました。
天正十年、本能寺の変が起こり
信長から秀吉の時代へ。
秀吉が関白となり、
天正十三年秀長は大和国郡山へ転封となるのに伴い、
正次も郡山へうつりました。
この地で加増され家老に立身します。
当時の郡山は、秀長を中心として
京都・堺・奈良と並んで
茶の湯の最も盛んな土地でした。
【告知】
映画 父は家元 【舞台挨拶】
金沢 シネモンド 御家元舞台挨拶
3月15日(土) 2回目(17:25~)の上映前に行います
映画 父は家元 公式ホームページ
3月9日 遠州忌茶筵
ご機嫌よろしゅうございます。
本日3月9日は流祖遠州公を偲び
東京美術倶楽部において、
遠州忌の茶会がとり行われます。
遠州公のご命日旧暦2月6日にちなみ
新暦の3月第二週日曜日に
茶会を行います。
映画「父は家元」にもありましたが、
大床脇の厨子には流祖小堀遠州公の尊像が祀られ
お家元が遠州公に献茶をし、その後
天目茶碗にてお茶をいただきます。
お家元はじめ、門人一同
流祖遠州公に想いを馳せ、偲ぶ
ひと時です。
【告知】
映画 父は家元 【舞台挨拶】
金沢 シネモンドにて御家元舞台挨拶がございます。
3月15日(土) 2回目(17:25~)の上映前に行います。
3月8日 遠州蔵帳
ご機嫌よろしゅうございます。
今日は「遠州蔵帳」についてお話しします。
「遠州蔵帳」は
流祖遠州公から二世宗慶、三世宗実の
小堀家三代に渡る茶道具の来歴をまとめたものです。
遠州の自作の他、所有した道具、好んだ道具を含みます。
1月3日のメールマガジンでご紹介しましたように
三世宗実公が、遠州公以来三代に渡って収集された蔵品を
整理し作成した「小堀家器財帳」が元となっています。
後代に伝わる遠州蔵帳は写本が複数あり
定本がありませんでした。
昭和13年に、明治の数寄者益田鈍翁が
もっとも信頼性の高い写本から
『遠州蔵帳図鑑』を編集しました。
今月から土曜日にこの「遠州蔵帳」所載の
お道具についてご紹介していきたいと思います。
【告知】
大ヒットにつき映画 父は家元 池袋にて凱旋上映決定!!
4月12日(土)~25日(金)
東京会場:シネ・リーブル池袋
http://www.ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/
東京都豊島区西池袋1-11-1 池袋ルミネ8階(池袋駅すぐ側)
電話03-3590-2126 ※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
【埼玉会場】
4月12日(土)~18日(金)
所沢:新所沢レッツシネパーク http://www.ttcg.jp/lets_tokorozawa/
埼玉県所沢市緑町1-2-1新所沢PARCO+Let’sLet’s館4階
電話04-2998-8000 ※上映時間は未定。(劇場にご確認ください)
映画 父は家元 公式ホームページ
3月 7日 「綺麗さび」について
織理屈(おりりくつ)
綺麗キッパは遠江(とおとうみ)
お姫宗和に ムサシ宗旦
これは江戸時代の茶書に書かれた歌です。
古田織部の茶の湯は理屈っぽい
遠州の好みは切れ味のよい刃物
のようにきっぱりしている
お姫様風の華奢好みは金森宗和
わび茶に徹しているのは千宗旦
というような意味あいです。
綺麗というのは洗練され、垢抜けた美しさを
表す当時の褒め言葉であったようです。
遠州公が活躍した寛永時代は、
戦乱の世から平和な時代への過渡期であり、
生活も豊かになり、様々な事物が整備されていきます。
大きな変化を迎えたこの寛永の時代の美意識を反映して
遠州公は新たな茶の湯の形を創造していきます。
国内外に発注された茶道具には
面取り、瓢箪、前押せなどいくつかの特徴があります。
これらの好みの形については
また後日お話ししたいと思います。
【告知】
明日から金沢のシネモンドにて
映画 父は家元が上映されます。
上映時間
8日~14日
(1)10:15~(2)15:30~
15日~20日
(1)10:15~(2)17:35~
21日
(1)18:00~
映画 父は家元 公式ホームページ