2月 7日 「和歌を愛でる」展
ご機嫌よろしゅうございます。 現在青山の根津美術館において
企画展「和歌を詠む」が開催されています。
ここにその一文をご紹介します。
季節の移ろいや心の微妙なありようを、
31文字に託して詠んだ和歌は、日本美術と密接な関わりをもち、
さまざまなジャンルで造形化されてきました。
人々は和歌を詠み、流麗な手跡で文字に表し、
また、絵画や工芸に表現された意匠から和歌を読み解き、
茶道具には歌銘を付して新たな価値を見出してきたのです…。
遠州公はまさしくこの「歌銘」を 多くの茶道具に付した方で、
展覧会でも遠州公所縁の丸壷茶入「相坂」が展示されています。
茶入に添えられた江月宗玩筆の「相坂之記」に、
遠州公が『古今和歌集』雑下 読みひとしらずの歌
相坂のあらしの風はさむけれど 行ゑしらねはわひつつそぬる
によって命銘したと記されています。
唐物(からもの)の丸壺茶入を写したもので、
遠州公が最後まで手元に置いていた 愛蔵の品といわれています。
その他、茶道具では 鼠志野茶碗
「山の端」 薩摩文琳「亀尾」 が展示されています。
【告知】
本日より福岡中州大洋にて「父は家元」 上映開始。
(1)10:10(2)12:05(3)14:00
15日以降は未定
9日は(1)の後(2)の前には御家元舞台挨拶を予定しております。
映画 父は家元 公式ホームページ
2月7日
ご機嫌よろしゅうございます。
遠州流茶道ドキュメンタリー映画「父は家元」
テアトル新宿の映画館でも上映が増え、
夕方お仕事帰りの方でもご覧になれるようになりました。
茶道界初のドキュメンタリー映画ということで
流派、茶道経験の有無を問わず多くの方が
ご覧下さり、
TBS系列「王様のブランチ」でもミニシアター部門第5位
に紹介されるなど大変話題となっています。
喜多郎さんの音楽ともあいまって
遠州流綺麗さびの世界が
ドキュメンタリーでありながらドラマティック
に映し出されます。
この映画をきっかけに
遠州流に興味をお持ち下さった方
また、遠州流門人で、このメールマガジンをご覧くださっている方
是非ご一緒に
綺麗さびの世界を感じていきましょう。
このメールマガジンがそのお手伝いとなれば
幸いです。
【告知】
映画 父は家元 テアトル新宿での上映拡大!
○2月8日~14日
平日(1)10:00(2)17:25土日祝(1)10:00(2)20:10
15日以降は未定
○シネリーブル梅田・横浜ニューテアトル 上映中
○2月8日より福岡中州太洋 上映開始
映画 父は家元 公式ホームページ
2月6日 遠州公ご命日
本日は流祖小堀遠州公のご命日です。
毎年この祥月命日の2月6日には
ご家族揃って京都の大徳寺孤篷庵へ
お墓参りにいかれます。
本堂において法要を営み、
その後遠州公のお墓参りをされ
お墓参りが済むと
茶室「忘筌(ぼうせん)」において、ご住職と一緒に
お抹茶をいただきます。
孤篷庵は
1612年、大徳寺塔頭・龍光院内に、
遠州公が自らの菩提所として建立します。
この龍光院は、黒田長政が父・如水(黒田官兵衛)
の菩提寺として建立した寺です。
1643年、孤篷庵を龍光院から
現在の場所(瑞源院隣地)に移転しています。
最晩年の2年ほどはこちらにいたといわれます。
1647年、2月6日に伏見奉行屋敷で亡くなり、
ここ孤篷庵に葬られました。
【告知】
2月8日 長浜の慶雲館にて盆梅展がございます。
その際御家元の命名式が予定されております。
2月5日 福寿草
ご機嫌よろしゅうございます。
立春も過ぎ、
厳しい寒さもあともう少しの辛抱です。
さて今日は福寿草(フクジュソウ)について
お話ししたいと思います。
福寿草は2月頃
初春に先駆けて花を咲かせます。
福を寿ぐという名も新春の祝いの込められた名で
他にも
元日草(がんじつそう)や
朔日草(ついたちそう)との別名もあります。
日本では北海道から九州にかけて分布し
山林に生育します。
江戸時代には多数の園芸品種も
作られている古典園芸植物で、
流祖である遠州公も
「フクツグ草」の名称で、
よく茶席に用いています。
厳しい寒さの中にも負けじと咲く
美しい金色の花は
やがてくる春の訪れを感じさせてくれます。
【告知】
【父は家元】[舞台挨拶]
2月9日に福岡にて御家元が舞台挨拶を行います。
場所:福岡中洲大洋1
時間: (1)10:10の上映回終了後15分間 …
(2)12:30の上映回前
★12:20から10分間
2月4日 立春
ご機嫌よろしゅうございます。
2月4日の今日は立春(りっしゅん)
暦の上では春となりました。
古くは立春を新しい年の始まりとしていました。
1月31日に旧正月とご紹介しましたが、
立春が新年?と疑問に思われるかもしれません。
立春は24節気と呼ばれるものの一つです。
旧暦は月のめぐりによる暦で、
この太陰暦による季節のズレを正し、
季節を春夏秋冬の4等区分にするために
考案された区分手法の1つが24節気です。
旧暦では新月が必ず1日となるので
立春が正月前になると年内立春、
後になると新年立春と呼ばれました。
立春と旧正月が重なった年は
朔旦立春(さくたんりっしゅん)といわれて
非常に縁起がよいとされたそうです。
『古今和歌集』の巻頭歌には
ふるとしに春たちける日よめる、
年のうちに 春は来にけり
一年(ひととせ)を去年(こぞ)とやいはむ
今年(ことし)とやいはむ
在原元方
まだ年内であるのに、春が来てしまった。
この残りの日々を去年というべきか、それとも今年というべきだろうか。
という歌が詠まれています。
【告知
】[父は家元]
福岡上映決定!
場所 福岡中州大洋1
期間 2/8~21
(1)10:10~(2)12:30~(3)14:15~
映画 父は家元 公式ホームページ
2月3日 節分
ご機嫌よろしゅうございます。
2月3日の今日は節分です。
子供の頃から馴染みのある行事ですが
本来節分は
春夏秋冬の季節を分ける節目の日で、
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」
それぞれの前日の総称です。
現在は2月3日だけを節分と
呼んでいますが、
これは年の始めの前日であることと、
気候が冬から春へ移り変わる日だから
だそうです。
年の初め?というのは
以前旧暦についてお話しましたように
昔は、立春を新年としていたため、
前日に一年の厄払いをして
翌年の無病息災を願うために
豆まきが習慣となりました。
豆を蒔いて鬼を追い出すことから
昔は「鬼遣い(おにやらい)」や「追難(ついな)」と
呼び、大晦日に宮中の年中行事のひとつとして始められたのが、
次第に庶民にも広がり現在まで続いています。
さて宗家道場においても
家元ご家族の皆様で豆撒きを行っていて
翌日の稽古場には
鬼退治に活躍した豆たちが…。
この豆を見る朝は
待ちわびた春の訪れを実感し
なんとも清々しい気持ちになり
お稽古にも身が入ります。
2月2日 官兵衛
ご機嫌よろしゅう ございます。
今日は堺のまちについてお話しします。
軍師官兵衛では
室津の浦上清宗に嫁いだ妹が、
婚礼当日に敵対する龍野城主赤松政秀に攻められ、
夫や八代道慶とともに討たれてしまいました。
そして第3話で失意の官兵衛が堺の街を訪ね
世の中の大きさを知り、
今後の活躍に重要な出会いを果たします。
この頃の堺は、ドラマにもありましたように
周囲に堀をめぐらせ、
会合衆(えごうしゅう)と呼ばれる豪商たちが
町を治めていました。
高い技術力を用いて鉄砲の生産も行われます。
文化、そして技術の発信地としての役割を担っており、
この堺を中心に茶の湯も栄え
武野紹鴎、津田宗及、今井宗久、千利休など
多くの茶人が活躍します。
さて今日はどんな展開になるのでしょうか?
楽しみです。
【告知】
2月8日より福岡中州大洋で映画「父は家元」の上映が決まりました。
映画 父は家元 公式ホームページ
遠州流茶道Facebookページ
http://www.facebook.com/enshuryu
2月1日
ご機嫌よろしゅうございます。
本日は横浜ニューテアトルで映画上映スタートです。
映画の中で、長浜の中学生に茶道を指導される場面があります。
家元は出張で各地の支部の指導をしながら
その地域の子供達に「こども塾」を行い
茶道の指導をされています。
これまで
茶の湯を通じて
次世代を担う子供達に豊かな心と
日本の文化を伝えたいという想いから
全国各地でこの取り組みを行われてきました。
お茶をいただく際の挨拶は、
日常生活と同じ
「おさきに」
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
特別なことではなく相手を思う気持ちです。
最初は緊張でいっぱいだった子供達も
家元の説明を聞き、少しずつ茶道について
わかってくると少しはにかんだ笑顔で友達と挨拶をして、お茶をいただきます。
お家元が自ら子供達にご指導されているお姿を
みて、私たち門人も未来を託す子供達に
茶道を通じて日本の文化や礼儀を
伝えていかなければと強く思います。
神奈川にお住まいの方
横浜の劇場はJR関内駅のすぐ近く
伊勢佐木長通り(ゆずの路上ライブスタートの地)にございます。
是非お越しください。
【告知】
本日2月1日 舞台挨拶のお知らせ
(1)テアトル新宿
9:45 上映終了後
御家元、すずきじゅんいちプロデューサー、高野監督
のトークショー
(2)横浜ニューテアトル
10:40 上映終了後
御家元の次女でありナレーションを務めた小堀優子さんが
舞台挨拶
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