七里の渡し
2020-6-26 UP
さて、海路を進んだ遠州一行。
次の桑名宿まで船でわたり、その距離は七里(約27キロ)となります。
そのため同地は「七里の渡し」と呼ばれました。
京都や大阪に向かう人、お伊勢詣出の利用もあり大変賑わってたようです・
陸路の路もないわけではありませんが、こちらを通って桑名まで向かうには一日がかり。
海路を通ることで、天候にもよりますが4~6時間で到着することができたそうです。
とはいえ海難事故もしばしば発生し東海道の難所でもあったようで、やはりまだこの当時の旅は危険と隣り合わせでした。
渡り切った先の桑名は江戸から42番目の宿場町で、旅籠では宮宿に次ぐ2番目に大きい宿場でした。