「東海道旅日記」下り 三保の松原
2022-3-18 UP
遠州が、霧間に目をやった三保の松原には、
約7キロに及ぶ海岸線に美しい松林が続き、
この海越しに臨む富士の山と共に
古くから絵画や和歌に詠まれてきました。
この地に伝わる羽衣伝説を題材にした
謡曲「羽衣」でも知られています。
三保の松原から御穂神社につづく、
「神の道」と呼ばれる並木には
途中、兼好法師といった著名人の、
三保の松原にちなんだ短歌や文章が
記された立て札があります。
ここに、小堀遠州の歌
東路の いづらにあれど 清見がた
霧間に浮かぶ 三保の松ばら
も記されています。