「東海道旅日記」 旅の終わり

2020-11-13 UP

江戸の屋敷を出て13日、ようやく旅も終わりです。
逢坂山の紅葉も美しく遠州公一行を出迎えてくれます。長旅も終わりが見えてくると、その先に控えている公務が頭をよぎります。
元和7年(1621)、遠州公43歳の9月12日に江戸を出て、12泊13日の10月4日に京に到着。
三条にある屋敷に戻られたのではないかと思われます。(2015 5,7メルマガ 三条屋敷参照)
これ以後の遠州公は
元和9年(1623)伏見奉行となり、生涯務める。
        大坂城本丸仮御殿作事奉行
寛永元年(1624)二条城並びに行幸御殿作事奉行
寛永3年(1626)大坂城天守本丸作事奉行 
        伏見奉行屋敷完成
寛永4年(1627)仙洞御所の作事奉行
と多忙な40代となります。