火焔馬

2014-1-29 UP

1月29日 火焔馬(かえんうま)

ご機嫌よろしゅうございます。
本日は干支にちなんだ道具
香合「火焔馬」についてお話ししたいと思います。

香合はお香を入れておく道具で
安政二年(1855)に発表された「形物香合相撲」の番付表
東三段目十八位に位置しています。
これは相撲の番付表に倣って、
人気の香合を当てはめたものです。

利休時代には重視されていなかった香合ですが
江戸時代も後半になると、蓋置などの小物とともに
趣向をこらすようになり、このような番付が
道具商などによって作られたと言われています。

ちなみに江戸時代の相撲では横綱が存在しなかったため
大関が一番になっています。

頭に火を背負った飛馬が波上を走る図柄です。

毎年遠州流ではお家元が干支やお題にちなんだ図柄を考え、
袱紗(ふくさ)を作ります。
袱紗はお点法の時に、茶器や茶杓を清めていくもので
捌く時や腰につけておく時に
ちらっと見える図柄が、時や趣向にかなったものをみかけると
とても粋にうつります。

今年の袱紗はこの火焔馬をイメージして
デザインされたそうです。

【告知】

【シネリーブル梅田】にて「父は家元」上映中

 《舞台挨拶》
  2/2 10:00上映後 小堀宗実家元が舞台挨拶を行います。
  是非お越し下さい!

上映期間:2月7日(金)まで
上映時間 (1)10:00~ (2)11:50~ (1/31まで)
※2月1日以降は、10:00からの1回のみ。

映画 父は家元 公式ホームページ

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