6月 5日 (金)遠州公所縁の地を巡って 「江戸城での茶会」

2015-6-5 UP

6月 5日 (金)遠州公所縁の地を巡って
「江戸城での茶会」

ご機嫌よろしゅうございます。
今日は江戸城で行われた茶会について
ご紹介します。

元和六年(1620)
江戸城で秀忠の茶会に諸事承る

将軍秀忠が行った茶会についての
遠州公の自筆記録が残っています。

年号が記されておらず、明確ではありませんが
遠州公四十三歳の頃には既に将軍秀忠の茶会に
たずさわっていたと考えられ、
織部が亡くなった翌年から元和四年(1618)
の間三十八歳から四十歳の間に
秀忠の将軍茶道指南役になったと思われます。

また元和九年(1623)から寛永九年(1632)の約十年
遠州公四十五歳から五十四歳の頃は
伏見奉行、大坂城や仙洞御所の作事奉行を
兼務し同時に、茶の湯においても
大御所となった秀忠・将軍となった家光の
双方の指南役として活躍し、多忙な日々を送っていた時期でした。