12月 25日 (金)遠州公所縁の地を巡って
2015-12-25 UP
12月 25日 (金)遠州公所縁の地を巡って
「辞世の句」
ご機嫌よろしゅうございます。
今日で遠州公所縁の地にちなんだお話も
最後となりました。
今日は遠州公の辞世の句をご紹介したいと
思います。
遠州公は六十九歳の二月六日、
伏見奉行屋敷で亡くなりました。
きのふといひ けふとくらして なすことも
なき身のゆめの さむるあけほの
今までの人生と遣り残したこと
その全ての欲を捨て去った時に
人間は人間に取って一番大切なものが
何であるかと言うことを知るのだ。
今までの人生と残した仕事さえ、
亡くなって逝く自分には
曙の中ではかなく覚めてゆく
夢のような気がする.