東海道旅日記「三嶋」

2019-8-22 UP

箱根路を越えた遠州一行は
夕焼けとともに山を下り、三島に到着。

かり枕かたぶくるより うたたねの 
     夢を見しまの ひとのおもかげ

三嶋には遠州公の忘れ難い人との思い出があるようで
「此歌の詞書 思子細有て委(くわしく)かかず…」
と意味深な一文が記されています。
三嶋宿は箱根越えを成し遂げた人々が「山祝い」で
散財した場所として栄えました。
そしてここに鎮座する三嶋大社は、奈良・平安時代から
古書に記録が残る歴史ある神社で、源頼朝が源氏再興を
祈願したことでも有名です。
平成12年には、本殿が重要文化財に指定され、
多くの観光客で賑わっています。

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写真提供 三嶋大社