徹底解剖 茶道テディベア②
2014-8-12 UP
8月12日「徹底解剖 茶道テディベア②」
ご機嫌よろしゅうございます。
第②回は、シュタイフ社がどのようなところかをご紹介したいと思います。
創業者のマルガレーテは、車椅子のハンディキャップを乗り越え、シュタイフ社の前身となる会社を創立しました。
1903年シュタイフ社は、ライプチッヒの見本市にクマのぬいぐるみを出展したことがきっかけで、アメリカのバイヤーの目に留まります。そのベアが、ルーズベルト大統領の晩餐会のテーブルディスプレイに使われ、テオドア・ルーズベルト大統領のニックネームにちなんで「テディベア」と呼ばれ大ブームを起こしたのです。
マルガレーテは、障害を持つ人に仕事を与え、子どものいる人には会社に連れてくることを認めるなど、19世紀では珍しい開かれた会社を作りました。
1909年、彼女は天国へと旅立ちますが、その後も現在に至るまで、「うれしい時も、寂しい時も、ぬいぐるみは子供のハートの一番近くにある大切なもの。だからこそ、最良のものを与えてあげたい。」というマルガレーテの精神は引き継がれ、今も最高のテディベアを産み出し続けています。